リミットブレイク×インフェルノ...?

 脳筋のサラマンダーシンドロームに《インフェルノ》という一風変わったエフェクトが存在する。ダメージを与えた相手を行動済みにする、何と恐ろしい効果でしょうか。

 しかし上手く使うにはかなり頑張らないといけません。対象を変更できないのはどうしようもないので割り切るとして、性質上相手より早く行動する必要があるので行動値を早くするか割り込み系のエフェクトを使用するかをしなければいけません。さらに1シーン1回の回数制限もあります。

 

 サラマンダー内で使う場合構成はおおよそ決まっていて、《先陣の火》で行動値を上げて、適当なRC攻撃に乗せて使うのが相場だと思います。一時期《災厄の炎》との組み合わせが物議を醸していたと思いますが、普通に組み合わせ不可だと思うので気にしないのが丸いです。

 となると《プラズマカノン》との組み合わせが定番になるでしょうが、侵蝕率制限が気になるところ。そこで提案したいのが《リミットブレイク》です。しつこくて申し訳ないです。やはりミドルから強力な侵蝕率制限エフェクトを使えるのは魅力だと思うんですよ。幸い《インフェルノ》は1シーン1回の回数制限のため、ミドルでも問題なく使用できます。噛み合っていていいですね。

 

 ここで少し欲張りたいと思います。ウロボロスに《悪食の蛇》というエフェクトが存在します。端的に言えばシーンn回のエフェクトの回数を回復してくれます。《インフェルノ》を使用した攻撃でダメージを与えつつ《悪食の蛇》の使用で2ラウンド目に備えることができるようになります。この噛み合いは個人的に見逃せません。一発打ち切りで盤面の影響力に不安がある《インフェルノ》に継戦能力が追加されます。ということでウロボロスで作成してみます。

 

 

ウロボロス

能力値2241 衝動:殺戮

Dロイス:申し子

エフェクト

《原初の黄:先陣の火》Lv2

《原初の青:光芒の疾走》Lv1

《リミットブレイク》Lv2

《原初の白:覇皇幻魔眼》Lv3

《原初の黒:インフェルノ》Lv1

《原初の灰:ストライクミラージュ》Lv2

《悪食の蛇》Lv1

《原初の虚:ハイブリーディング》Lv1

 

 

 怒涛の原初祭ですね。基本的に1シーン1回のエフェクトを引っ張ってきて、《悪食の蛇》で全回復する構成です。先手を取る手段はサラマンダー同様《先陣の火》で行います。

 攻撃力と命中に関しては、まず《原初の白》から《覇皇幻魔眼》を取得しています。何かとネタにされがちですが、今回は《悪食の蛇》と噛み合い、空いている《原初の白》から取得できる最高攻撃力のRC攻撃です。全くふざけていません。一応アンチェインアームズにはウロボロスに《破滅の奔流》という互換性のあるエフェクトが存在するので、そちらでも問題はありません。どちらにせよエンゲージに問題を抱えるので《原初の青》で移動エフェクトは取りましょう。

 命中に関してはアージエフェクトの《ストライクミラージュ》で強引に当てます。初期経験点環境では《コンセントレイト》等の命中補正は枠を割ききれないので、一枠でどうにかできるエフェクトを使用してあげましょう。《リミットブレイク》ならそれも叶えやすいのがいいですね。

 《悪食の蛇》自体は1シナリオ1回の回数制限があるので、《ハイブリーディング》で回復してあげると尚よいでしょう。これでミドルに2回、クライマックスに2回《インフェルノ》が使えます。

 

 大掛かりな構成になりましたが、《原初》を積みまくっているので侵蝕率が初期から高いです。《リミットブレイク》とは相反する要素なので、気になるようならいくつか好みでエフェクトを外して足回りを向上させる方向に成長させるといいでしょう。

 それと《インフェルノ》はあくまで相手の脅威を先延ばしにしているにすぎないので、最終的には相手を倒さないと元も子もなくなります。他のキャラと相談して、ちゃんと火力を出せる人がいるか確認したうえで持ち込むことを推奨します。