聖剣の王者ってどんなもん?

 今回は《聖剣の王者》を使ったキャラを考えたいと思います。

 Dロイス:遺産継承者で取得できる白兵武器でありますが、アイテムアーカイブ追加後の環境では、全体的に武器の調整が入って強化が進んだこともあり、影は薄くなったかな、というのが正直な感想です。クリティカル値の下限4は当然唯一無二の魅力ですが、肝心の攻撃力で上回りにいくのが難しいですね。

 アンチェインアームズ追加後では《オーバーロード》による武器破壊が横行しているのも向かい風、さらに地味な性能になってしまったと言わざるを得ません。

 

 でも使いたい。だってロマンがあるもん。キャラを作る理由ってそれだけでもよくないでしょうか?強くある必要ってなんでしょうか?楽しいならそれでいいじゃないですか。

 《聖剣の王者》の魅力はやはりクリティカル値4、この一点に集約されています。それを活かすために今回は作成してみました。

 

ブラックドッグ/ハヌマーン

能力値4221

Dロイス:遺産継承者

エフェクト

《フルインストール》Lv3

《メカニカルアクション》Lv1

《ライトスピード》Lv1

《コンセントレイト:ハヌマーン》Lv4

《一閃》Lv1

《妖精の手》Lv2

アイテム

《聖剣の王者》

《デモンズシード》

《特異体》

《ウェポンケース》

《思い出の一品》

 

 

 クリティカル値4を活かすためにはやはり判定を強化する必要がありますね。そのために、最もダイスが増える《フルインストール》を採用してみました。一度に12個ダイスを増やすのは破格と言えるでしょう。さらに《特異体》から《妖精の手》を取得しています。判定補助としてはもってこいの性能をしていますので、多少強引にでも採用するべきでしょう。

 《聖剣の王者》はメインプロセス終了時まで持続する効果なので、《ライトスピード》によるメインプロセス追加が合ってるでしょう。クリティカル値が上がるので《デモンズシード》で《コンセントレイト》のレベルを下げる必要があるので気をつけましょう。《ライトスピード》を使うとマイナーで《聖剣の王者》の効果を使用できなくなるので、《メカニカルアクション》も必須です。同時に移動もできなくなるので、起点を兼ねられる《一閃》を採用するべきでしょう(課題が多い構成だな…)。

 《聖剣の王者》は暴走すると使えなくなってしまうので意志を上げるなど対策はしっかりしておきましょう。

 

 カスタマイズするとしたら、どこに重きを置くかで変わってくると思います。《フルインストール》以外の判定補助も必要でしょう。クライマックススタート時点で侵蝕率が100%を超えていなければいけないのも不安に感じるでしょう。

 メインプロセス終了時までの効果持続を踏まえて《オーバーロード》のようなエフェクトを合わせるのも面白いと思います。

 

 

 

リミットブレイク×インフェルノ...?

 脳筋のサラマンダーシンドロームに《インフェルノ》という一風変わったエフェクトが存在する。ダメージを与えた相手を行動済みにする、何と恐ろしい効果でしょうか。

 しかし上手く使うにはかなり頑張らないといけません。対象を変更できないのはどうしようもないので割り切るとして、性質上相手より早く行動する必要があるので行動値を早くするか割り込み系のエフェクトを使用するかをしなければいけません。さらに1シーン1回の回数制限もあります。

 

 サラマンダー内で使う場合構成はおおよそ決まっていて、《先陣の火》で行動値を上げて、適当なRC攻撃に乗せて使うのが相場だと思います。一時期《災厄の炎》との組み合わせが物議を醸していたと思いますが、普通に組み合わせ不可だと思うので気にしないのが丸いです。

 となると《プラズマカノン》との組み合わせが定番になるでしょうが、侵蝕率制限が気になるところ。そこで提案したいのが《リミットブレイク》です。しつこくて申し訳ないです。やはりミドルから強力な侵蝕率制限エフェクトを使えるのは魅力だと思うんですよ。幸い《インフェルノ》は1シーン1回の回数制限のため、ミドルでも問題なく使用できます。噛み合っていていいですね。

 

 ここで少し欲張りたいと思います。ウロボロスに《悪食の蛇》というエフェクトが存在します。端的に言えばシーンn回のエフェクトの回数を回復してくれます。《インフェルノ》を使用した攻撃でダメージを与えつつ《悪食の蛇》の使用で2ラウンド目に備えることができるようになります。この噛み合いは個人的に見逃せません。一発打ち切りで盤面の影響力に不安がある《インフェルノ》に継戦能力が追加されます。ということでウロボロスで作成してみます。

 

 

ウロボロス

能力値2241 衝動:殺戮

Dロイス:申し子

エフェクト

《原初の黄:先陣の火》Lv2

《原初の青:光芒の疾走》Lv1

《リミットブレイク》Lv2

《原初の白:覇皇幻魔眼》Lv3

《原初の黒:インフェルノ》Lv1

《原初の灰:ストライクミラージュ》Lv2

《悪食の蛇》Lv1

《原初の虚:ハイブリーディング》Lv1

 

 

 怒涛の原初祭ですね。基本的に1シーン1回のエフェクトを引っ張ってきて、《悪食の蛇》で全回復する構成です。先手を取る手段はサラマンダー同様《先陣の火》で行います。

 攻撃力と命中に関しては、まず《原初の白》から《覇皇幻魔眼》を取得しています。何かとネタにされがちですが、今回は《悪食の蛇》と噛み合い、空いている《原初の白》から取得できる最高攻撃力のRC攻撃です。全くふざけていません。一応アンチェインアームズにはウロボロスに《破滅の奔流》という互換性のあるエフェクトが存在するので、そちらでも問題はありません。どちらにせよエンゲージに問題を抱えるので《原初の青》で移動エフェクトは取りましょう。

 命中に関してはアージエフェクトの《ストライクミラージュ》で強引に当てます。初期経験点環境では《コンセントレイト》等の命中補正は枠を割ききれないので、一枠でどうにかできるエフェクトを使用してあげましょう。《リミットブレイク》ならそれも叶えやすいのがいいですね。

 《悪食の蛇》自体は1シナリオ1回の回数制限があるので、《ハイブリーディング》で回復してあげると尚よいでしょう。これでミドルに2回、クライマックスに2回《インフェルノ》が使えます。

 

 大掛かりな構成になりましたが、《原初》を積みまくっているので侵蝕率が初期から高いです。《リミットブレイク》とは相反する要素なので、気になるようならいくつか好みでエフェクトを外して足回りを向上させる方向に成長させるといいでしょう。

 それと《インフェルノ》はあくまで相手の脅威を先延ばしにしているにすぎないので、最終的には相手を倒さないと元も子もなくなります。他のキャラと相談して、ちゃんと火力を出せる人がいるか確認したうえで持ち込むことを推奨します。

 

 

 

 

ガードするなら固定値を盛れって言ってんの(ウロボロスガード型)

 はい、タイトルの通りです。

 ダブルクロスカバーリングをするに当たって、成長の方向性は2つだと思います。まずカバーリングエフェクトのみを取得し、それ以外を別のことができるエフェクトで固める(攻撃や支援等)というものがあります。

 もう一つはがちがちにガード値を伸ばして倒れないようにするという方向があると思います。こちらは侵蝕率がエフェクト分とリザレクト分を相殺しつつ、HPやロイスを残すことが見込めます。個人的にはガードをするならしっかりガード値を盛るのが好み、というか実際にセッションに持ち込んで強力だったので推したい気持ちがあります。

 

 ガード値を盛るエフェクトはいくつかのシンドロームに点在していますが、個人的におすすめしたいのはサラマンダーの《氷盾》とウロボロスの《レネゲイドイーター》です。前者は係数5で計算しやすい且つ数値が優秀、後者はLv+1Dで数値はぶれますが他の同系統エフェクトより一回り強力です。サラマンダーはご存知の通りガードに関しては《氷雪の守護》や《閃熱の防壁》等強力なエフェクトが存在しており、ガード役を後押ししてくれます。ウロボロスは《原初》はもちろん、《雲散霧消》のような法外なエフェクトが存在するのでやりやすいです。今回はウロボロスで作成します。

 

 

ウロボロス

能力値2241 技能 意志3

Dロイス:超血統

エフェクト

《原初の紫:炎陣》Lv1

《レネゲイドイーター》Lv8

《雲散霧消》Lv7

アイテム

《デモンズシード》(《レネゲイドイーター》指定)

《紅い盾》

 

 

 ピュアブリードだと最大レベルが伸びるので固定値を盛る構成をやりやすいですね。今回はDロイス:超血統と《デモンズシード》により《レネゲイドイーター》の最大レベルをさらに増やしています。侵蝕率100%以上だとガード値に+10Dです。大体の攻撃は受け止められます。さらに《雲散霧消》も最大レベルでの取得をしています。範囲に対して影響するのでカバーリングできなかった味方も守れるのが良いですね。

 ガードをするためには暴走するのは禁忌です。衝動判定に挑みやすいように意志を伸ばしておくのが良いでしょう。意志を伸ばすと自然とガード値が増える《紅い盾》が採用圏内に入ってくると思います。すべて組み合わせれば100点くらいは弾けるのではないでしょうか。

 

 成長する方向性はウロボロスなので割と色々できますが、無難に《時の棺》や《砂塵の帳》を引っ張ってくるのが良さそう。アージエフェクトは暴走の効果を書き換えるタイプを積極的に狙いたいですね。《ハイブリーディング》や《帰還の声》を取得して回数を増やして攻撃を完全にシャットアウトしてしまうことも視野に入れてもいいかも。やりすぎるとクライマックスが面白みに欠ける可能性もあるので程々にしとくのも一興。

《時の棺》関連はこちらも参考にしてみてください。

時の棺 砂塵の帳 水晶の宮殿 三種の神器 - らいあーのダブルクロス3rd日記

 

 

 

ソウルドウェポン習作

 アンチェインアームズの目玉エフェクトとしてダブルクロス界隈(そんなものがあるのかは置いといて)をにぎわせている《ソウルドウェポン》。実質《インフィニティウェポン》と《ハンドレッドガンズ》のリミットエフェクトとして振る舞い、そして凄まじい効力を発揮するエフェクトです。

 注目するポイントとしては、まず攻撃力×4の増加。《咎人の剣》の存在もあるので択一ではないでしょうが、最大レベルが驚異の5。100%以上なら+24の増加(ピュアブリードならさらに増えます)になるので《咎人の剣》にも引けを取らない性能でしょう。競合がある《インフィニティウェポン》はともかく、《ハンドレッドガンズ》を使用する場合はぜひ欲しいエフェクトでしょうね。

 

 もう一つは非破壊効果の付与。こちらは一見おまけのように書かれていますが実は主要効果です。ダブルクロスには武器を破壊して攻撃力を上げるエフェクトがいくつか存在しており、以前はいちいち武器を壊してまた作り直して、ということをしていたキャラにぜひとも欲しい効果でしょう。武器を作り直す必要がなくなったので侵蝕率効率も向上しており、そもそも攻撃力を増やす効果とも相まって、ダメージの伸び方も異常なくらいあります。

 

 総じてダブルクロスに新たなムーブメントを巻き起こすエフェクトであり、すでに様々な構成が考えられていると思います。今回はそんな《ソウルドウェポン》を採用した構成の提案として簡単に作成してみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

モルフェウス/ウロボロス

レネゲイドビーイング

能力値2421

Dロイス:遺産継承者

エフェクト

ハンドレッドガンズ》Lv3

《オリジン:プラント》Lv5

《原初の青:オールシーイングアイ》Lv5

《ソウルドウェポン》Lv5

《原初の黒:ライトスピード》Lv1

《原初の白:オーバーロード》Lv1

アイテム

《祈りの造花》

 

命中7dx@11+24

攻撃力80(侵蝕率100%以上)

 

 

 ということで《ハンドレッドガンズ》による射撃アタッカーです。命中は《オリジン:プラント》と《原初の青:オールシーイングアイ》をそれぞれ最大レベルまで取得することで最低でも達成値20スタートです。《コンセントレイト》がなくても命中に不安はないでしょう。

 攻撃力は、おそらく誰もが組み合わせを思いつくであろう《オーバーロード》による倍加をします。使用すると武器が破壊されてしまう点も《ソウルドウェポン》が解消しているため、効果のかけ直しが必要なくなります。《原初の黒:ライトスピード》も採用しているため実質さらに攻撃力倍です。侵蝕率に関してもシーン持続系のエフェクトで固めているため、2回目以降の攻撃時に侵蝕率は上がりません。

 

 《ソウルドウェポン》にはグレイプニルのエフェクトである《ディスラプター》に弱いという問題点があります。《ソウルドウェポン》自体が1シナリオ1回の制限があるため、解除されると再使用できません。これに関してはどうしようもないので味方にカバーリングしてもらうなどして対応しましょう。

 

 カスタムするなら《ギガンティックモード》による範囲化や《デトネイトモード》によるさらなる攻撃力増加が良いでしょう。どちらもデメリットである武器破壊を《ソウルドウェポン》が帳消しにしてくれるので相性は非常にいいです。

 

 

 

新生光の銃×赫き重刃

 アイテムアーカイブにてエフェクト作成武器が一新され、エンジェルハィロゥの射撃武器である《光の銃》も使用に耐え得る性能に向上しました。さすがに係数1ではしんどかったですよね。とはいえまだ並の性能ではあります。

 同書に追加されたユニークアイテムである《ドーンブリンガー》によってさらに性能の向上が行なえるようになりました。単純に攻撃力が倍加し(侵蝕率も倍)、実質リミットエフェクトのようにふるまえる《ドーンブリンガー》はミドルからの活躍にも寄与します。

 アイテムアーカイブではエンジェルハィロゥに射撃武器のユニークアイテムが複数掲載されていますが、そういったライバルになるアイテムに対しても攻撃力の点で有利性を取れていて、命中をある程度盛れば一線級の働きができるでしょう。

 

 

エンジェルハィロゥ/ブラム=ストーカー

能力値1521

エフェクト

《光の銃》Lv5

《赫き重刃》Lv2

《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》Lv2

《天からの眼》Lv2

アイテム

《ドーンブリンガー》

《サングイン》

 

命中10dx@7

攻撃力60(侵蝕率100%以上)

 

 今回も使いやすさ重視でビルドしています。組み合わせるエフェクトとしてブラム=ストーカーから《赫き重刃》をピックアップしてみました。HPを削って攻撃力を伸ばすエフェクトですが、やはり《サングイン》との重ね掛けが強力。Lv1からでも攻撃力+24は破格と言っていいでしょう。武器を使用する構成には常に候補に入ってくるほどの性能をしていそう。《ドーンブリンガー》と合わせて係数4が重なると火力の伸びが凄まじいので、十分活躍が見込める性能だと思います。

 

 成長させるならやはり《特異体》からの《オーバーロード》ではないでしょうか。攻撃力が2倍になります、と言えば必要性は伝わると思います。アンチェインアームズの追加で《オーバーロード》の出張は明らかに増えていると思います。

 《サングイン》を採用している関係で、同じく性能が向上している《鮮血の奏者》も採用圏内でしょう。《オーバーロード》の取得が何かしらの理由で難しい場合はこちらが優先度が高くなるでしょうね。

 

 

 

放てエクスプロージョン!(ソラリスRC型)

 ソラリスに《エクスプロージョン》というRC攻撃をするエフェクトがあります。ハッキリ言ってスペックは大したことありません。素で範囲攻撃ができる以外は特筆すべき点はなく、むしろシナリオLv回の使用制限が目に留まる人が多いのではないでしょうか。エフェクトアーカイブ環境ではソラリス自体がRCで火力を捻出することが難しく、《災厄の炎》を採用したRC攻撃に構成の幅を含め後れを取る状態でした。エフェクトアーカイブ環境では。

 

 後発のバッドシティにてリミットエフェクトの《ツインバースト》が追加されたことによって状況は変わりました。火力と命中性能が一気に向上し、一転して強エフェクトの仲間入りを果たしたのです。特に目を引くのはドッジ不可の文言。これによりほぼ確実に命中するようになったので《コンセントレイト》は必須ではなくなりました。リミットエフェクトを採用する場合、最大レベルを抑えるためにクロスやトライブリードにするケースがありますが、《エクスプロージョン》の回数制限と《ツインバースト》の火力増加、そしてこの二つのエフェクトだけでほぼ完結するためピュアでも運用できそうです。

 

 

ソラリス

能力値1126

Dロイス:遺産継承者

エフェクト

《活性の霧》Lv7

《エクスプロージョン》Lv5

《ツインバースト》Lv5

アイテム

《雷神の戦槌》

 

攻撃力60+2D(100%以上)

 

 

 ソラリスで火力を盛る手段はそう多くありませんが、汎用的に使える《活性の霧》の存在がありがたいです。命中はドッジ不可で乗り切るためすべて火力に振っています。ピュアブリードで最大レベルが増えているため《活性の霧》も《ツインバースト》も最大まで伸ばすべきでしょう。使用回数もピュアのため増えており、最低でも5回使えます。これだけ使えれば息切れする心配はほとんどないでしょう。

 さらに火力を伸ばすために遺産継承者から《雷神の戦槌》を取得してみました。シンプルな射撃攻撃によく噛み合います。HP消費が気になるようでしたら自由枠なので好きに変えていただいて大丈夫です。

 

 ピュアソラリスなのでカスタムの幅はそこまでありません。せっかく火力を出す構成にしたのにバッドステータスを与える追加はイマイチに感じます。UGNチルドレンにして《特異体》から《フェイタルヒット》とか引っ張ってくるのが素直でいいと思います。命中関係を全く強化していないのでRC技能を伸ばして《レネゲイドナチュラル》を取得するのもありだと思います。

 

 

 

奈落の法則を上手いことしてばらまく

 オルクスに少し風変わりなエフェクトがあります。《奈落の法則》は判定のクリティカル値を+1するという、クリティカル値が判定に大きく影響を及ぼすダブルクロスでは一見強力なデバフのように感じるはずです。

 実際当たれば強力なのでしょうが、問題はその対象と射程。範囲であり至近です。しかもただの範囲、選択できません。つまり初っ端に打つと大体味方にフルヒットします。何という利敵行為、ただでは使えません。

 一般的な解決方法としては味方に移動エフェクトを使ってもらうというものです。具体的には《ファンアウト》ですが、事前に話し合って持ってきてもらわなければいけません。しかも所詮ただのデバフ、なるべく早く敵を全滅させることに重きを置かれがちなダブルクロスにおいてはあまり歓迎される行為とはいえないのも向かい風。

 

 それならばせめて自力で対象を変更できるようにしておけば少なくとも他人の構成に負担をかけることはなくなります。解決方法として、一つは《幻想の色彩》による射程変更です。《原初の黄》による取得前提ですが、敵のエンゲージを指定すれば問題は解決します。

 もう一つは《タブレット》《多重生成》です。ソラリスのエフェクトを組み合わせる必要がありますが、これにより《奈落の法則》も射程視界で複数体を対象に取れるようになります。エフェクトは嵩みますが対象の取り方はこちらの方が自由度が高いはずです。今回は後者の方法で作成してみました。

 

 

ブラックドッグ/オルクス/ソラリス

能力値2322

Dロイス:業師

エフェクト

《奈落の法則》Lv2

《攻撃誘導》Lv1

《マグネットジェイル》Lv1

タブレット》Lv2

《多重生成》Lv2

《支配の領域》Lv2

《スモールワールド》Lv2

《緊急蘇生》Lv1

 

 

 《奈落の法則》を《多重生成》するには最低限ソラリスのセットアップのエフェクトを組み合わせる必要があります。選択肢はそう多くないので最も有効そうなデバフの《攻撃誘導》を採用しました。自身が対象に含まれなければダイスペナルティを課すことができます。さすがにこれだけでは《多重生成》まで取得した意味が薄いので、さらに切り札として《マグネットジェイル》を組み合わせることで行動値を0にしてしまいます。ここまでデバフをかければ相当敵とGMは苦しむと思います。

 さらなるデバフとしてオルクスから《支配の領域》と《スモールワールド》を採用しています。判定にさらに圧力をかけることが可能で、ハマれば強力です。

 

 作成しておいてなんですが、多分そんなに強力ではないと思います。どちらかというと《マグネットジェイル》による先攻取得に意義を見出すことになるかと。デバフは結局のところGMが用意した敵のデータ次第なので、対策されていても泣かないことが大事です。こういった回りくどいことをせずとも一発で攻撃を止められる《時の棺》のようなエフェクトが強いとされるのがこのビルドを通して伝わるかもしれません。

 

 カスタムとしては思い切って《リフレックス》による回避も視野に入れたいところ。Dロイス:遺産継承者から《海鳴の石板》を取得してさらに達成値にペナルティをかけてしまうのもありかもしれませんね。

 メジャーアクションがフリーなのでさらにデバフをかけるかシンプルにダメージを出すかは好みでやってみましょう。個人的にはデバフを重ねるのが徹底していて好みです。